声優の養成所・専門学校に通っても事務所に所属できない人というのは一定数います。
声優事務所に所属できず、落ち込んでいる人はすぐに次の行動を起こす気力もないかもしれません。
しかし、プロの声優になりたいと強く思うのあれば、自分を奮い立たせ次の行動を起こしましょう。
プロの声優になるためにはどうすればいいのかを真剣に考え、次の行動をすぐに起こすことがとても重要です。
今回は養成所・専門学校から声優事務所に所属できなかった人が次に起こすべき行動について解説していきます。
プロの声優を目指すならもう一度挑戦しよう
プロの声優として活躍したいと思うのであれば、もう一度、声優の養成所・専門学校に通いましょう。
声優養成機関で一度学んだ人は、もう一度学ぼうという気になかなかなりません。
しかし、学ぶためではなく、声優事務所に所属するためにもう一度声優養成機関に入りましょう。
なぜならそれ以外で声優事務所に入る方法はないと言っても過言ではないからです。
一般公募で募集している声優事務所もあるにはあります。
しかし、その内情はとてつもなく人気で倍率が高いか、ハードルが低く所属してもお金だけ取られて仕事がないかのどちらかです。
両極端ではありますが、後者のパターンの方が圧倒的に多いので注意が必要です。
信頼できる声優事務所の一般公募であれば応募してみましょう。
ただ、信頼できる声優事務所の一般公募など、ほぼ見たことがありません。
それよりも自分の実力不足を認め、もう一度勉強しながら声優事務所への所属を狙いましょう。
短い期間で声優事務所への所属を狙おう
声優養成所や声優専門学校に通い、卒業した人であれば、1年もしくは2年間は演技について学んだはずです。
もう一度学ぶのであれば、短い期間で声優事務所への所属が狙える養成機関を選びましょう。
声優養成所によっては何年も継続して学ぶことができる場合があります。
もちろんいい面もありますが、期間が決まっていないというのは悪い面もあります。
気を抜くとあっという間に時間は過ぎていってしまうからです。
若さというのは声優にとって大きな武器になります。
できるだけ早く声優としてデビューすることを目指しましょう。
そのためにも短い期間で、集中して学び、所属の可能性がある養成機関に入ることを検討してください。
声優養成所と声優専門学校の違い
ここでは声優養成所と声優専門学校の違いについて解説します。
声優専門学校の場合は卒業時に外部オーディションが開催されることが多く、複数の声優事務所の所属オーディションを受けることができます。
しかし、声優養成所の場合、所属オーディションを受けることができるのは直結の声優事務所のみです。
所属率で考えれば圧倒的に声優専門学校です。
複数の声優事務所オーディションを受けられることは声優専門学校の大きなメリットです。
演技を学び、実力があるのであれば、あとは声優事務所との相性になってきます。
声優事務所によって欲しい人材が違うからです。
複数の声優事務所が見てくれるのであれば、あなたを欲しいという声優事務所があるかもしれません。
一方、声優養成所ですが、所属率で考えると声優専門学校よりは低いです。
しかし、入りたい声優事務所があるのであれば絶対に直結の養成所に通った方が所属の確立は高くなります。
自社の養成所があるのであれば基本的に新人はそこから取ります。
健全な声優事務所であれば、毎年数人のレベルになる場合が多いですが、専門学校からその事務所に入る人は1人いるかどうかと考えてください。
自社の養成所がある声優事務所に専門学校から所属できる人というのは、養成所生にはない何かを持った選ばれた人間です。
なぜなら外部から多数の所属者を取ったら何のために自社の養成所があるのかわからないですし、通う人もいなくなります。
声優事務所単体で考えると自社の養成所から新人を所属させる人数は声優専門学校よりも多いです。
フリーで活動するのはやめよう
プロの声優になるためには、絶対に声優事務所に所属しなければなりません。
そのまま声優になることを諦めて就職する人、フリーで活動しようとする人など、選ぶ道は様々です。
もしも、プロの声優として活躍したいと思うのであれば、フリーで活動するのは絶対にやめましょう。
よくあるのが、舞台に出演したり、フリーの声優を名乗り仕事をしようとする人です。
今の時代はSNSやYouTubeなど個人で発信できる場所が増えました。
それに伴い、フリーの声優を名乗る方も増えてきました。
しかし、実績がある方は別として、声優事務所に所属していない方は、有名なアニメや外画に出演することはできないと言っても過言ではありません。
プロの声優として活躍したいのであれば、必ず声優事務所に所属し、仕事の実績を積んでいく必要があります。
ただし、所属するのはどんな声優事務所でもいいわけではありません。
仕事がある声優事務所に入らなければ何の意味もありません。
声優事務所に入ったとしても仕事がなければ、所属している意味がありません。
事務所選びというのはあなたの声優人生を大きく左右する大事な選択です。
所属する事務所は慎重に選ぶことをおすすめします。
特に一般公募で募集している声優事務所には注意が必要です。
合格のハードルが低く所属はできますが、お金だけ取られて仕事がない可能性が高いです。
プロの声優を目指すなら、フリーでの活動や、一般公募で声優事務所へ所属するのはやめましょう。
最後に
所属する声優事務所は慎重に選びましょう
所属できればどこでもいいというわけではありません。
新人を売ってくれる健全な声優事務所であることが重要です。
声優専門学校の外部オーディションで声優事務所から声がかかった時は慎重に判断しましょう。
声優養成所に入る人も直結の声優事務所が健全であるのかというのは徹底的に調べる必要があります。
もちろん大手であれば何の心配もいりませんので安心して飛び込みましょう。
声優事務所の中には聞いたこともない、知らない声優事務所というのが絶対にあります。
中小の声優事務所に関しては油断は禁物です。
声優事務所に所属することが目的になってはいけません。
声優事務所で仕事をすることを目的としましょう。
そして、調べた結果、仕事がない事務所であれば断る勇気も大事になってきます。
仕事がない声優事務所に所属しても時間だけが過ぎていき、気が付いた時には手遅れになっている可能性もあります。
所属する声優事務所はあなたの声優人生を大きく左右します。
声優事務所選びは慎重にしましょう。
