あなたは声優になるために自主練習はやっていますか?
おそらく声優を目指しているのであれば、自主練習をしていない人の方が珍しいのではないでしょうか。
発声、活舌など基礎鍛錬については毎日やった方がいいですし、
自分の課題や、次回レッスンの準備など、人によってやることは様々です。
ただ、その自主練習、作業になっていませんか?
自主練習が作業になった瞬間に、それは無駄なものになってしまいます。
今回は声優になるために必要な「自主練習の意識」ついて解説していきます。
無駄になる自主練習

例えば、外郎売を活舌練習の一環として毎日やるとします。
最初は言えない部分もあり、慣れてもいないので、たどたどしく読んでいるでしょう。
しかし、毎日やると慣れてきます。
そして、慣れると普通に言えるようになってきます。
言えるようになった時に、何を意識して外郎売りをやるかが大事になってきます。
外郎売りや早口言葉は慣れれば普通に言えるようになります。
しかしそれをただ漫然と、毎日繰り返していても、あまり意味がありません。
外郎売が普通に言えるようになったのであれば、それを漫然とやるのではなく、何か目的をもって毎日訓練しましょう。
同じことを毎日作業としてやっても上達はしません。
何のためにそれをやるのか、目的を明確にして、いろいろ工夫をしながらやりましょう。
自主練習を工夫しよう!

例えば、外郎売を普通のテンポで、活舌練習としてやっていたのであれば、ゆっくり明瞭に言ってみましょう。
ゆっくり明瞭に言えるようになったら、今度は早く明瞭に言えるようにしてみましょう。
息継ぎする場所を気にしていなかったり、決めていないのであれば、今度はワンブレス(一息)でどこまで言えるのか挑戦してみるのもいいと思います。
また、音の高低差を思いっきりつけてみるのも挑戦してみましょう。
活舌を気にしながら、いろいろな負荷をかけて訓練することで、自主練習が作業にならず、有意義な時間になります。
遊び感覚でもいいので色々なことを試してみましょう。
毎日同じことをやっていると飽きてきますし、作業になってしまいます。
そして、一番危ないのが、やったことで安心して満足することです。
自主練習は、ただやるだけでは意味がありません。
目的をもって日々改善しながら取り組んでみてください。
そうすることで、基礎、技術が向上していきます。
定期的に録音してみよう

あなたは自主練習を録音していますか?
まずは一度録音して聴いてみましょう。
自主練習の録音はとても大切です。
自分の演技を客観的に聴くことができるからです。
自分ができていると思っていても、実際に聴くと全くできていないということは、よくあることです。
毎日とは言いませんが、定期的にチェックもかねて録音して聴く時間を作りましょう。
自分ができていないことに気づかずに毎日続けていても意味はありません。
できていないことに気づき改善していくことがとても重要です。
自分が思ったようにできているのか、チェックをする習慣をつけましょう。
工夫しながら自主練習をする、そしてそれを録音でチェックして改善するという流れを身につけていきましょう。
まとめ

今回は自主練習について解説していきました。
毎日自主練習を続けることはとても大事です。
しかし、同じことを作業としてただ続けているだけでは意味がありません。
目的意識を持って自主練習をしましょう。
そして、同じ練習を作業として続けるのではなく、様々な負荷や工夫を付け加えましょう。
こうして、毎日少しでもいいので、改善して成長していけるようにしていきましょう。
努力を続け、積み重ねていくことができれば、プロの声優に近づいていけます。
自主練習の意識を変えることがとても大切なことです。
