セリフに感情を込めるってどういうこと?声優が自然にやっている表現方法

今回は「セリフに感情を込める!」ということについて解説していきます。
この記事を読めば「感情がこもっていない」というダメ出しを受けてしまう原因と改善方法がわかるようになります。

演技のダメ出しで「セリフに感情がこもってない!」ということを言われた経験は誰にでもあると思います。

このダメ出しを受けると、演技経験が浅い人は一生懸命セリフに感情を込めようとしてしまいます。
実はこのセリフに感情を込めようとする修正方法が一番NGな行動なんです。

一生懸命セリフに感情を込めようとすればするほど、おかしなことになり、自然な表現とはかけ離れていきます。

一生懸命セリフに感情を込めるのではなく、
セリフに自然と感情がこもっているということを目標にする必要があります。

その表現方法こそが、プロの声優になるための演技技術であると言えます。

この記事で紹介している表現方法は、プロの声優になるためには絶対に必要なことですのでぜひ読んでみてください。

目次

セリフに感情を込めるにはどうすればいい?

「セリフに感情がこもっている!」
「セリフに感情を込める!」

演技の勉強をしていてこの言葉を聞いたことが無い人は恐らくいないのではないでしょうか。
声優になるためにはセリフの表現力というのが必要不可欠です。

セリフに感情込めるにはどうすればいいのかと悩んでいる人も少なくないはずです。
自主練習でセリフの言い方を変えてみたり、声量を上げてみたり、試行錯誤している人も多いのではないでしょうか。

しかし、「セリフに感情がこもっている!」というのは、あくまでも結果です。

結果ばかりに気を取られ、大事なことに気づいていない人が実はとても多いのです。
感情を込めようといくらセリフをこねくり回したところで絶対にうまくいきません。

なぜなら、一番大事なのはセリフを言う前だからです。

そのセリフを言う前にあなたが「どんな感情」になっているのか、これが一番大事なことです。
この「感情」があなたの中にあればセリフにはきちんと感情がこもります。

日常生活を思い出してください。
喜ぶときも、怒るときも、哀しむときも、楽しんでるときも、感情が先に動き、その感情から言葉が自然と出てきているはずです。
言葉が先に来ることは絶対にありません。

ですが、演技になると多くの人がセリフに囚われてしまいます。

まずはセリフに囚われず、感情を動かすということを徹底して行いましょう。
そして、セリフに無理やり感情を込めることをやめましょう。
それがセリフに感情がこもる一番の近道であり、唯一の方法です。

感情が動き、言葉が出てくる、そしてその感情が相手に伝わることで、結果として「感情がこもっている」となるわけです。

セリフに「感情がこもっていない」とダメ出しされたら

ダメ出しを受けると「直さなきゃ!」という意識がどうしても働いてしまいます。
しかし、「セリフに感情がこもってない!」というダメ出しは、あくまでも結果に対して指摘しているものです。

「今あなたはこうなっているよ」ということを教えてくれますが、「なんでそうなったか」ということは教えてくれていないのです。

ダメ出しを言葉通りにしか捉えられないと、演技はいつまでも上達しません。
なぜ、そのダメ出しをされてしまったのか、どうすれば改善できるのかということを深く考えられるようにしていきましょう。

「感情がこもってない」というダメ出しに対して、絶対にやってはいけないのはセリフに一生懸命感情を込めようとすることです。

これをやってしまうと、相手に伝わるのは感情を込めようとしているなということだけです。
そして、自分でも感情を込めた気になってしまう可能性があります。

まず、セリフに感情がこもっていないと言われたら、感情を動かすようにしましょう。
セリフを変えようという考えはいったん捨ててください。

ここで大事なことは長い目で見て、あなたの表現する力を向上させる方法を学び身につけることです。
ダメ出しを受けたその場で、すぐにできる必要はハッキリ言ってありません。

もちろん、すぐにできることが一番いいのですが、そんなすぐにできる人はなかなかいません。
一番まずいのは、その場しのぎで感情を無視して、セリフ(結果)だけ変えてOKが出てしまうことです。

変わってないと言われても、無理にセリフ(結果)を変えようとせず、感情に意識を向けていくべきです。
感情の変化が強くなった結果、セリフが変わればいいと考えましょう。

もしもその場でできなかったとしたら、帰った後、自主練習でできるように努力してください。

感情が動けば呼吸、音など、結果としてセリフが変わってくるはずです。
感情と連動してセリフが変わっていくことを自分の体を通して体感できるようになりましょう。

そうすればあなたの演技は確実に上達するはずです。

感情のこもっているセリフとは

私が一番いいと思うセリフは、発している人の気持ちがわかり共感できるセリフです。
これこそ感情のこもっているセリフと言えます。

「この人は今とても辛いんだろうな。」
「とても悲しいんだろうな。」
「怒りを抑えてるけどとても怒ってるんだろうな。」
「すごく嬉しいんだろうな。」

このようにセリフから感情がビシビシ伝わってくるような演技ができればとても魅力的になります。
この演技をするためには感情が豊かに動いて、結果としてセリフが出てくるということができなければなりません。

セリフに一生懸命感情を込めようとしている人は絶対にこのような演技をすることができません。

感情を豊かに動かして演技をする。

プロの声優になるために一番大事なことと言ってもいいかもしれません。

ダメ出しを受けるとセリフを一生懸命変えようとしてしまうのは、演技経験が浅い人はよくやってしまうことです。
まずは感情をどれだけ豊かに動かすことができるようになるかということを一生懸命取り組んでみてください。

結果ではなくスタート地点、過程を大事に訓練をしていきましょう。
すぐに結果には現れないかもしれませんが、続けていくことで着実に演技は上達するはずです。

まとめ

今回は感情がこもっている演技について解説していきました。
「感情がこもっていない!」というダメ出しは、演技経験が浅い人が声優養成所でもっとも受けやすいものです。

プロの現場とは違い、声優養成所はその場でできないことが許される場所です。

遠回りな気がするかもしれませんが、セリフを直接的に変えようとするのではなく、感情に意識を向けるようにしましょう。
それができるようにならなければ演技の上達はできません。

感情が動いた結果、セリフが出てくるというのは演技の基本中の基本です。
ですが、これができない人が多いのも現実です。

基本中の基本でありながら、とても難しいことだからです。
だからこそ、徹底的に意識して訓練してください。
これができるようになれば表現力は格段に上がります。
セリフの技術的なことは後から学べばいいのです。

その役としてその場に立ち、呼吸をして、感情を動かす。
結果としてセリフが出てくるだけということを頭に叩き込みましょう。

最初は演技で感情が動くというのをわからない人もいるかもしれません。

しかし、意識して訓練していくことで、わかるときが必ず来ます。

その日を目指して日々鍛錬してください。

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