【声優養成所体験談15】1年目!朗読の発表会!

声優養成所体験談では私がプロの声優になるまでに「学んだこと」「体験したこと」を記事にしています。

全く才能がなかった私が、どうやってプロの声優になったのか。
声優を目指すきっかけから、声優事務所に所属して現場に行くまで、すべての過程を時系列で公開します。

声優を目指したいけど、向いているかわからない、自信が持てないと悩んでいる方はぜひ読んでみてください。

目次

1年目の集大成、朗読の発表会

1年目の集大成として、発表会というものがありました。

毎年題材が変わるのですが、私の年は詩の朗読を2本やることになりました。

クラスごとに担当の講師の方がついてくれるのですが、自分たちですべて作り上げるのが発表会の目的なので、基本的に講師の方は見てるだけです。

まずは詩の解釈から始めました。
時代背景を調べ、テーマについて話し合いをしていきます。
この詩はいったい何を伝えたいのか、まずは根幹を掴まなければならないからです。

次に、割り振りを決めていきます。
誰がどこを読むのか、中心に誰を置くのか、全員で読む場所など、みんなで意見を出し合い、決めていきます。

もちろん、動きについても同様です。
ただ並んで立って読むわけにはいきません。

詩の内容、テーマが伝わるようにするにはどうすればいいのか、みんなで案を出しながら、作っていきます。

1年目の発表会が終わると、2年目からは舞台制作の上演実習に入ります。
発表会の先を見据えているので、みんなのモチベーションはとても高かったと思います。

講師の方は見ているだけなので、ダメ出しも自分たちでしなければなりません。

ダメ出しは一番気を付けなければならない部分です。
攻撃になっては意味がないので、言葉や言い方に気を付けながら、同期内でダメ出しを行います。

ある程度できたら講師の方に見てもらいます。
ダメ出しはもらえませんが、感想であれば言ってもらえるからです。

講師の方に見せて、感想をもらい、感想を参考に作り直すということを何度も繰り返します。

そうやって同期みんなで作品を作り上げていきました。

朗読の発表会本番

そして、いよいよ朗読の発表会本番の日がやってきます。

発表会は講師の方や、先輩がお客さんとして見てくれます。

簡単なセットが組まれて、照明も有りの状態で発表会を行います。

当日はまず場当たりから行いました。

場当たりとは簡単に言うとリハーサルです。
出ハケの確認や、暗転、明転など照明の確認をしていきます。

場当たりが終わると、楽屋に戻り、本番まで準備して待機します。

私はとても緊張するタイプなので、楽屋でおしゃべりするのが苦手でした。
自分の朗読部分や、動きを確認し、本番に向けて集中力を高めていました。

本番の時間が近づくと、みんなで舞台裏に向かいます。

舞台裏に行くと、客入れが終わっているので、お客さんの声が聞こえてきます。

いよいよ本番が始まるんだという意識が強まり、緊張感が増してきます。

そして舞台監督から本番開始の指示が飛び、とうとう本番が始まりました。
みんな何度も練習してきただけあって、作り上げてきたものを思いっきり表現できていたと思います。

発表会本番が終わった後は、達成感と安堵感で満ちていました。

こうして声優養成所での1年目が終了しました。

まとめ

とうとう声優養成所での1年目が終わりました。

最初からここまで読んでくれた人は、本当にありがとうございます。

声優養成所体験記では、レッスンの内容を主に書いているのでわかりにくいかもしれませんが、
1年目の私はクラスの底辺にいました。

とにかく演技については全くの未経験で、どうやればいいのかさっぱりわからなかったのです。

エチュードができず、毎回同じ題材をやらされ、同期から冷たい視線を浴びていたのは辛い記憶です。
約半年間、演技基礎は私のエチュードで時間を取られて終わりました。
その間、同期は私の全くできてないエチュードを見ているだけです。
本当に申し訳なかったと思っています。

演技のレッスンでも、ただ覚えたセリフをしゃべるだけで、ダメ出しにも全く応えられない状態でした。

次の記事からは声優養成所2年目について書いていきますが、底辺にいる私はさらに辛い目にあっていきます。

そんな私でもプロの声優になり、現場に呼ばれ仕事をするところまで行くことができました。
声優養成所体験記では私がプロになるまでの軌跡を書いていきます。

プロを目指している方には参考になると思いますので、ぜひ読んでみてください。

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