【声優養成所体験談3】願書を出す前に声優養成所を見学!

声優養成所体験談では私がプロの声優になるまでに「学んだこと」「体験したこと」を記事にしています。

全く才能がなかった私が、どうやってプロの声優になったのか。
声優を目指すきっかけから、声優事務所に所属して現場に行くまで、すべての過程を時系列で公開します。

声優を目指したいけど、向いているかわからない、自信が持てないと悩んでいる方はぜひ読んでみてください。

目次

声優養成所を見学

実は、通いたい養成所を決めた私は両親の説得の前に、声優養成所へ見学に行っていました。
自分の行く養成所がどんなところなのか自分の目で確かめてみたかったのです。

どんな手順で見学に申し込んだのかは覚えていませんが、
見学に行ったときはとても緊張していました。

たしか事務所に挨拶を済ませたあと、レッスン場に案内してもらったと思います。
まず、1年生のレッスンを見学させてもらいました。
レッスン内容は、二人一組で紙風船を落とさないように口で吹き合うものでした。
もちろん実際に紙風船はありません。
想像の紙風船を二人で交互に吹き合いキャッチボールをするというものでした。

素人からすると何をやっているんだろうと思うでしょうし、
何のためにやっているのか全く意味不明ですよね(笑)

当時の私は「へー、そんなことやってるんだ」というくらいの感覚で見てましたが、
思い返してみると結構面白いレッスンだったなと思います。

レッスンの意味について書き出すと長くなりそうなので簡単に説明すると、
紙風船を吹く強さ、吹く長さで、どこに飛んで行ったのかを想像しながらキャッチボールします。
2人の想像力が大事ですね。
実際にない紙風船をどこまでリアルに感じて見ることができるか、そこが勝負です。
2人がちゃんと想像の紙風船を見ることができれば、
実は見ている人たちにもあたかもそこに紙風船があるように見えてくるんです。

さて1年生のレッスンを見学した後は、2年生のレッスンを見学しました。
ちょうどその頃、舞台上演の稽古をしていた時期だったので、舞台稽古の見学をさせてもらいました。

まだ立ち稽古ではなく、その前の本読み稽古の段階だったので、
机が並べられていて、台本を座りながら読み合わせしていました。

演出をされている先生に「来年から入ってくる子です。」と紹介されて焦った思い出があります(汗)
そしてどういう話の流れだったか忘れたのですが、
オーディションの内容をちらっと話してくれたのです。

「毎年オーディションでは、ラーメンを食べてもらうんだよ。
あっ、言っちゃった。」

なんと驚くことに、オーディションの内容を話してくれたんです!
もちろん本物のラーメンではなく、目の前にラーメンがあることを想像して食べるということなのですが。

そのあとはラーメンを食べることばかりが頭の中でぐるぐる回っていて、
あまり集中できずに稽古見学をしていたような気がします(笑)

養成所見学も終わり、両親を説得した後、
願書を出した私は、ラーメンを食べる練習を始めました(笑)

まず、実際にラーメンを食べ、
それを思い出しながら、想像のラーメンを食べる。
永遠にこれを繰り返します。

友達がビデオカメラを持っていたので、
それを借りて想像のラーメンを食べている自分を録画し、
ちゃんと食べているように見えるのか確認もしていました。

練習の成果もあり、少しづつラーメンを食べるのも上手になっていきました。

そしてとうとうオーディションの日がやってきました・・・。

さて今回の記事はここまでです。
いよいよオーディションを受けていきますが、そこについてはまた次の記事で書いていきます。

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