この記事では音響監督・舞台演出家 平光琢也さん著者の「売れる声優になるためにあなたが今しなければならない30のこと」という本を紹介していきます。
平光琢也さんはHUNTER×HUNTER、遊☆戯☆王デュエルモンスターズ、五等分の花嫁など数多くのアニメで音響監督をされています。
音響監督とはアフレコ収録現場で声優の演技にダメ出しなどディレクションをしてくれる方のことです。
本書では音響監督の目線から、売れる声優になるために必要なことを事細かに書いてくれています。
声優を目指すならぜひ本書を熟読することをおすすめします。
売れる声優になるためにあなたが今しなければならない30のこと
本書では、
「自己プロデュース」
「演技の基本から真髄」
「オーディションに勝ち抜くための準備と実践」
など声優に必要なことが余すことなく書かれています。
声優を目指している方なら絶対に読んでおくべき内容だと断言できます。
どんな声優が現場で必要とされているのか、二流ではなく一流の声優になるためにはどうすればいいのかなど、音響監督の立場から丁寧に説明してくれています。
そして、演技の方法論についても細かく書いてくれています。
演技のやり方、表現の仕方に悩んでいる方や、困っている方は一度読んでみることをおすすめします。
本書を読むことで、演技をするうえで大事なことは何かがわかるはずです。
今回は少しずつではありますが、本書の内容を紹介していきたいと思います。
自己プロデュース
本書では自己プロデュースの大切さが書かれています。
声優として売れたいのであれば、将来の具体的なビジョンを持ち、「誰」に取って代わるかということを考える必要があります。
声優の世界は数の少ない椅子取りゲームのようなものです。
誰かからその椅子を勝ち取らなければ仕事はありません。
自分の「売り(強み)」はどこなのかを理解し、ライバルは誰なのかを明確にすることがとても大切なことです。
本書を読んで具体的なビジョンを考えてみましょう。
演技
本書では演技についてとても詳しく書かれています。
他の人より頭一つ抜きん出る演技ができるようになりたい人は絶対に読むべきです。
初心者はもちろん、プロが読んでも勉強になることが書いてあると私は思いました。
具体的な演技の方法論が書いてありますので、一流の声優になりたい方はぜひ読んでみてください。
オーディション
台本を手にしたらやるべきことや、スタジオで気を付けるべきことなど、声優として知りたいことを丁寧に説明してくれています。
オーディションは声優になるなら一生ついてまわるものです。
オーディション事情から対策まで本書を読んで学んでおくことは声優になるために絶対にプラスになります。
ボイスサンプル
声優なら絶対に作ることになるボイスサンプルについても本書では丁寧に説明してくれています。
ボイスサンプルに正解はありません。
しかし、避けたほうがいいボイスサンプルの作り方というのはあります。
そこについて平光さんが詳しく解説してくれています。
そして大事なことはボイスサンプルでは演技ではなく「声」を見られているということです。
ボイスサンプルで悩んでいる方は本書を読んでみてはいかがでしょうか。
最後に
今回は平光琢也さん著者の「売れる声優になるためにあなたが今しなければならない30のこと」を紹介していきました。
私自身この本を読んでとても勉強になりましたし、演技の方法論についても取り入れています。
第一線で活躍されている音響監督の方にお話を聞ける機会というのはめったにありません。
たまたまワークショップでお会いできたとしても深いお話ができることは稀です。
ですが、本書であれば、平光琢也さんが考える売れる声優になるために必要なことを知ることができます。
本当に大切なことを丁寧に書いてくれていますので、何度も何度も読むことをおすすめします。
そして、あなたが声優になり、平光さんと現場でお会いした時に本を読んだことを伝えましょう。
きっととても喜んでくれるはずです。
本書でも書いてありますが、本を読んだと声を掛けてくれた人には缶コーヒーをおごってくれるそうです。
一流の売れる声優になるためにぜひ本書を読んでみてください。